初めての胃カメラ

 

今回は「胃カメラ(ピロリ菌検査)の感想」を話していきます。

 

健康診断で再検査通知

毎年健康診断をうけてるのですが、今年も検査結果の封筒が自宅に届きました。わりと健康に気を使ってる方なので、例年通りほとんどは問題なし。が、「ピロリ菌感染の再検査が必要」との記載が。

 

健康に気を使っててもこうなるのかとショックを受けながらも、ピロリ菌がいたら胃がんのリスクを高めるので、早速健康診断を受けた病院で再検査をしてきました。

 

血液検査だけではピロリ菌に感染してるかはわからない

病院に行くと医師から健康診断の説明を受け、血液検査ではピロリ菌に感染してるか確定できないとのこと。

 

健康診断の血液検査では菌がいるかどうかではなく、抗体の量を検査するので、「現在感染してるのか?」「過去感染して抗体がいるのか?」「偽陽性(感染してないのに、感染してると見られる値が出る事)なのか?」どうかがわからない。

 

で、私の場合は検査結果の数値が明らかに感染してる値ではなく微妙な値だったので、偽陽性などの可能性もあるとのこと。

 

では、どうやって判断するかというと胃の中を見て、炎症など異常が見られれば感染してると診断でき、ピロリ菌の除菌治療に進む。もし異常が無ければ治療は不要になります。

 

麻酔は任意

というわけで、早速胃カメラ検査を予約。保険適用外で麻酔が可能とのこと。金額は1100円だったので麻酔ありで予約しました。

 

麻酔をする場合、当日運転不可能なので、公共交通機関や徒歩で来るよう説明されて、最後に日時調整と同意書にサインをしてこの日は帰宅しました。

 

序盤は苦しいがあっさり終了

そして検査当日。病院に到着すると、検査着に着替えて検査室に案内されます。胃を整える飲み薬を飲まされ、麻酔用の点滴針をさしていきます。検査まで待ち時間があるので、まだこの時点ではまだ麻酔は入れません。

 

順番を待っていると検査室から「オエッ」「オエッ」とオエツ声が聞こえてきます。私もこの後こうなるのかと思い覚悟を決めます。

 

順番が来たので検査室に運ばれ、喉に表面麻酔をされました。スプレーで薬剤を喉に噴射するのですが、喉が焼ける様な感覚で思わず咳き込みます。すぐに喉の感覚が鈍くなり息苦しさを感じました。

 

そして点滴で麻酔注入開始。ぼーっとしながらも意識はあり、喉にカメラが入ると思わずオエツが出ます。鼻呼吸しないと苦しいので、鼻呼吸を必死に意識。

 

看護師さんから「唾液はそのまま垂れ流していいですよ」と言われるのですが、これまでの人生で意識的に唾液を垂れ流した経験がないので、反射的に飲み込んでしまい、またオエツが出る始末。

 

苦しみながらも、看護師さんが体をさすりながら「あと少し頑張って下さいね」と声をかけて下さり、これで気持ちはかなり楽になりました。優しい声かけは良薬だと痛感。

 

無事検査を終えると、車椅子に乗せられ、半個室のリクライニングチェアルームで30分程麻酔をぬくため休憩。麻酔が切れるまでは、目を閉じるとすぐ浅い眠りになって夢を見てる感覚になり、やはり麻酔は効いてるんだなと感心してました。

 

麻酔が抜けたら、最後に先生から検査結果を聞く為に診察室へ案内されます。

 

ピロリ菌の感染は無し

検査結果は異常なし。ほっとしました。胃はとても綺麗だそうで炎症なども見当たらないそうでした。つまりピロリ菌の感染は無く、健康診断での結果が偽陽性だったみたいです。

 

ただ、私は「喉のヘルニア」とのこと。これは喉から胃への入口が通常食べ物が入ると入り口が閉じるのですが、私の場合は少し緩く入り口が閉まりにくいとのこと、なので胃の中の物が逆流しやすく、「逆流性食道炎になりやすい」と言われました。

 

珍しいものではないので気にすることはないそうで、何よりピロリ菌の治療は不要となったので安心して帰る事ができました。

 

思ったほどつらくない

終わって考えてみると初めての胃カメラは、苦しいですが、絶対にしたくないと思うものではありませんでした。むしろ、注射が苦手なので、麻酔の点滴針を刺す瞬間の方が嫌です。

 

歳を重ねるほど、何もしないと病気にもかかり易くなるので、毎年の健康診断と予防には今後も取り組んでいきます。